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管壁から流れ込みを伴う円管内収縮部下流における流れ場の解析


嶋脇 聡、 龍前 三郎、 清水 優史(東工大)


 円管内収縮部下流の壁の一部分が流路となっていて、そこから流れ込み(bleeding)を伴う収縮部下流における流れ場を数値解析によって調べた。流れ場は軸対称層流とした。

 次の3つのパラメータに対する影響を調査した。
以上を調査した結果、すべてのパラメータは収縮部下流の流れ場およびbleedingによる圧力損失に大きく影響を及ぼしていることがわかった。特に次の3つの場合(Qb/Qを減少、bleeding位置を収縮部から遠ざける、d/Dを増加)にbleedingによる圧力損失を少なく押さえることができた。
 さらに流路形状を収縮部内レイノルズ数Redにて無次元化することにより、流れ場および壁面圧力分布の相似性が成り立つことが分かった。
本文 付録
1.はじめに 参考文献
2.計算領域と境界条件 資料1
3.数値解析結果および考察 資料2
   3.1 流量比の影響 著者連絡先
   3.2 bleeding位置と再付着点との位置関係の影響
   3.3 収縮部直径比の影響
   3.4 レイノルズ数による流れ場及び壁面圧力分布
       の相似性
4.結論
2000年3月6日投稿
2000年4月14日受理

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