3.収縮部下流における流れ場と壁面圧力分布の数値解析結果および考察


3.1 流量比Qb/Qの影響
    @流れ場
    A壁面圧力分布
3.3 管径比の影響
    @流れ場
    A壁面圧力分布
3.2 bleeding位置と再付着点との位置関係による影響
    @流れ場

    A壁面圧力分布
3.4 レイノルズ数による流れ場及び壁面圧力分布の相似性

3.2 管径比による影響
A壁面圧力分布 (END/2)
図14 管径比を変化させたときのbleedingによる圧力損失

 図14にbleedingによる圧力損失の分布を示す。図よりd/Dが増加するに伴い、bleeding位置における急激な圧力損失と十分下流での圧力損失は増加している。


図15 十分下流におけるbleedingによる圧力損失と管径比の関係
 図15に、Qb/Qを変化させてd/Dの関係を示す。Red、 S/Dはそれぞれ500、 5で固定した。図は両対数表示にて示した。図より、d/Dの関係は右上がりの直線関係であり、その傾きは約3.5である。d/D=0.8の時の損失は、0.3の時の損失より10倍以上大きいことがわかる。d/D=0.8の時の流れ場は3.2節におけるS/D=15の時のものと同様であったが、は非常に大きい。これは、d/Dの増加に伴い、収縮部からの流れと管壁との距離は短くなり、故に収縮部からの流れとbleedingからの流れの干渉が強くなったと考えられる
 Qb/Qの違いによる比較をすると、直線の勾配はすべて等しい。つまり、RedS/Dが等しければ、d/D及びQb/Qはある関係にまとめることができる。