E. 平衡状態の大気構造

3 次元灰色大気構造の太陽定数依存性と暴走温室状態 E.f. 東西風分布(対流圏) E.h. 東西風分布(上層)

g. 温度分布・質量流線関数(上層)

鉛直座標として tex2html_wrap_inline6998 をとった場合の温度の子午面分布と質量流線関数を図 1 に示す. これらの図はモデル領域全体を示しており上層を含めた変化の様子が よく分かる.

対流圏界面よりも上層では, 温度は鉛直方向にほぼ一様になっている. 太陽定数が増大するに従い, 温度は全体的に上昇していく. 質量流線関数については, 太陽定数が増加するとハドレー循環の背が 高くなっていく. 対流圏より上の子午面循環はどの場合でも非常に弱い.

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図 1: 平衡状態における上層の温度分布(K)と 質量流線関数(Kg/sec).


E.g. 温度分布・質量流線関数(上層) 3 次元灰色大気構造の太陽定数依存性と暴走温室状態 E.f. 東西風分布(対流圏) E.h. 東西風分布(上層)