B 線形安定性解析
各変数(
)を
方向にはFourier級数展開、
方向には境界条件を考慮してsin又はcos級数展開する。
摂動方程式の3式の右辺をそれぞれ
とおき、次のように展開する。
摂動方程式をFourier正変換すると、各成分ごとに次の式が得られる。
は
の各成分の関数なので、式(47)は次のように行列表示できる。
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(48) |
ここで、行列Aは
の正方行列である。(
)
行列Aの成分を求める。まず、
とし、他の成分を全て0として
を計算すると、これは行列Aの第1列である。同様にして、行列Aの全ての列が計算できる。
この行列Aの固有値
と右固有ベクトルを、LAPACKを用いて計算する。
の虚部が摂動の発達率に相当している。
SAITO Naoaki
2008-03-07