digital.gif (3508 バイト) QBO実験における内部重力波の可視化とWKB解析

図3の様にドーナツ型水槽の1 番内側に縞模様の板を入れる。板は乳白色のアクリル板に22.5Line/inch,50%のスクリーントーンを張り付けたである。これを波が生じている水槽越しに見ると歪んで見える。

水槽の後方に赤と青の2つのストロボを用意する。実験室を暗くして、カメラのシャッターを開放にし、半周期の間隔をおいて2つのストロボを発光させ1コマのフィルムに赤と青の像を記録する。これにより、2つの像の位置合わせが正確にできる。

このフィルムをフィルムスキャナでデジタル化し、赤と青に分けることで別の画像としてとりだす。このとき、フラッシュのむらを取るためにハイパスフィルターをかける。

この2枚の画像の強さをそれぞれ引き算して絶対値をとると一番下のようにモアレ縞ができ内部重力波の像が得られる。

moilemake.GIF (24582 バイト)