成層は塩水によって作られる。成層は,密度の重い、つまり濃度の濃い塩水が下になり一番上はほぼ真水の、密度が連続に変化した塩水である。
その作り方を説明する。まず2つのタンクを用意し1つには真水をもう1つには塩水を入れる。今回は飽和するまで食塩を溶かした。塩水と真水は密度が違うのでその量を調節し(1)のパイプでバランスするように量を調節する。今回の実験で用意したのは真水55リットルと塩水は真水40リットルに塩15kgを溶かしたもの。
この状態で(2)から静かに水を抜いていくと(1)を通ってそれに釣り合うだけ塩水が入ってくる。左のタンクで十分にかき混ぜながら(2)から静かに出すと、出てくる水は連続的に密度が変化したものとなる。
連続に密度が変化した塩水を実験水槽の下から静かに入れる。徐々に密度が大きくなるように入れてやることであとで入れた重い塩水はすでに入っている水の下へ潜り込むように入っていく。混ざらないように十分静かに入れることによって下へ行くほど密度が重い安定した成層が作られる。