円盤底面に粉体が付着するかは、円盤底面の状態で決まる。

本研究で行った実験では円盤の底面状態として以下の三種類を用いた。本稿ではそれぞれ次のような記号で区別する。

• その滑走で用いる粉体をスプレー糊でつけ、乾かしたもの:S
• 磨いた金属表面のもの:M
• ろ紙を貼り付けたもの:P

ただし、SとPは実験結果に違いは見られなかったため、本文中では特に区別をしない。

小麦粉と片栗粉を用いた場合、底面がSもしくはPの時は、底面に粉を付着させることができるが、底面がMの時は、粉は付着しない。また、ケイ砂の場合は、S・Mともに付着は起こらない。