■ 若手優秀講演表彰

日本流体力学会・若手優秀講演表彰の設置

今年度より，日本流体力学会における，学生，若手研究者等による優れた発表に対し，これを表彰し，流体力学分野における研究活動のさらなる発展に資することを目的として，若手優秀講演表彰を設置することとなりました． 対象は，数値流体力学シンポジウムにおいて講演を行った者（筆頭著者）のうち，2021年4月1日時点で30歳未満の学生，社会人等であり，講演申込時にノミネートした者とします． 講演申し込みページで講演申し込みを行う際に，当該項目の「応募する」を選択して頂くことで申し込みが可能です．対象の方々におかれましては，積極的なご応募をお待ちしております． なお，受賞後に上記の応募資格を満たさないことが判明した場合には，受賞を取り消す可能性がありますので，上記の応募資格を十分に確認した後，ご応募ください．

若手優秀講演表彰　受賞者のご報告

厳正な審査の結果，以下の15名の方が，第35回数値流体力学シンポジウムにおける若手優秀講演受賞者に選ばれました．受賞された皆様におかれましては，誠におめでとうございました． 若手優秀講演者　受賞者一覧 A01-3　真部 魁人，高速気流中の液体薄膜のVOF法を用いた圧縮性二相流動解析 A02-1　藤木 優太朗，渦による柔軟な粒子の集積現象 A07-4　大河内 祐輔，バンプを持つチャネル乱流に対するフィードバック制御の直接数値シミュレーション A07-5　竹田 一貴，乱流パフの時空間欠性に関するDomany-Kinzelモデルによる再現の試み A09-2　藤野 潤，渦伸長に基づいた円柱背後の乱流の維持機構 B02-2　丸山 佳那子，運動エネルギー・エントロピー時間空間完全保存形スキームの提案 B03-2　藤原 悠嗣，圧縮性多成分流体における圧力平衡と保存を両 立する新しい空間離散化スキームの提案 C10-2　辻村 光樹，粒子・格子ハイブリッド法による液体噴流微粒化の数値解析 D08-1　貴傳名 史椰，非理想的気液平衡による二成分液滴の蒸発挙動に関する数値計算 D10-4　渡辺 勢也，AMR法を導入した格子ボルツマン法による船舶-氷相互作用のシミュレーション E01-3　岩谷 優汰，遷音速バフェット現象のDMD・resolvent解析 E01-4　前島 颯樹，LESからDNS相当の全領域流れ場を超解像可能とする教師なし学習モデルの構築 E02-2　森本 将生，ニューラルネットワークに基づく流れ場推定におけるモデルの不確かさの評価 E04-3　川嵜 真広，局所アンサンブル変換カルマンフィルタを用いた合金凝固フェーズフィールドシミュレーションのデータ同化：数値実験による検証 E05-1　千田 晃，深層学習ベースの非定常流れ推定：振動円柱後流における非線形畳み込み 　今回，受賞には至らなかった全ての若手研究者を含めて，皆様方の今後の更なる研究の進展を祈念しますと共に，次年度以降，再び年会やCFDシンポ等を通じて，最新の成果をご講演いただけることを楽しみにしております． 　この度は，第35回数値流体力学シンポジウムへのご参加、誠にありがとうございました．

第35回数値流体力学シンポジウム実行委員会