特集 マルチメディア論文の書き方/飯澤 功

4. 数式が一番厄介

今のところ、一番(?)手間がかかるのが、数式の扱いです。ながれマルチメディアの投稿ガイドでは、本文中は2バイト文字、独立している場合は画像で、となっています。つまり
・本文中は上付き・下付きを駆使
・数式の画像はアプリケーションを用いて作成

するぐらいしか手がないのです。ただし、2バイト文字の記号やギリシャ文字を使うと、英文では表示されなくなるので、英語版を作成するときは要注意です。この手間を考えると、日本語の文であってもsymbol fontを使う方が得策かもしれません。

今後はMathMLを用いて数式を記述するのが一般的になっていくと思われますが、MathMLのソースは相当複雑で、それを手書きするのは現実的ではありません。ですから、この際MathML対応アプリケーションを用いて作成するクセをつけておくのも良いでしょう。