特集 マルチメディア論文の書き方/飯澤 功

・画像:Photoshop (Adobe)、Flash (Macromedia)

 Photoshopは有名なフォトレタッチソフトで、かなり高機能です。図を書くのにはあまり適していませんが、図に字を入れる、図の拡大・縮小、色調補正などのちょっとした用途から、実験器具の背景に写ってしまった余計な物をぼかすなどの凝った使い方まで、幅のある使い込みが可能です。最近はImage ReadyというAnimation Gif を作成するソフトも同梱されています。
 
 一方Flashは本来専用ビューアを必要とするようなアニメーションを作成するためのソフトですが、ドローイングソフトとしても十分に使えます。また、Jpeg・Gif・Animation Gifといった形式の画像ファイル、AVI、QuickTime形式の動画ファイルまで作れる、かなり優秀なソフトです。他のソフトで作られたグラフの何枚かをアニメーションさせたい時なども、Flashに一度すべてのグラフを読み込み、文字やアイコンなどを追加してAnimation Gifに書き出すことができます。実は、ながれマルチメディア98の動くグラフの多くがこの方法を用いて作られました。