特集 ながれの電子出版について/城之内 忠正

5.学会誌におけるデータ形式

さて,いろいろなデータ形式があるわけですが,学会誌の編集においては,以下のような文書を利用する機会があ,それぞれに最適なデータ形式があります.
・ どういうデータ形式で投稿してもらうか
・ どういうデータ形式で保存・管理するか
・ どういうデータ形式で配布するか

「どういうデータ形式で投稿してもらか」ということは,誰でも投稿が容易に出来るようにという意味です.特別なソフトや知識も必要としないという意味では,広く使われているワープロ文書形式が最も適しているでしょう.また,マルチメディア論文のように多様な表現を重視する場合には,HTML・XML形式も適したものになります.