A.4.3 渦度と速度の関係
sin, cos級数展開のときのようにの関係を用いてからを求めると、ルジャンドル多項式展開ではラプラシアンを厳密に計算できないため、連続の式(非圧縮性)を満たさない可能性がある。これを避けるため、速度ポテンシャルを用いてとを関係付ける。
なので、ベクトルポテンシャルを用いて
とおく。すると、
となるようにを定めると
となる。第成分について
境界条件はでである。スペクトルで書くと、
これらをガラーキン法で解き、を求める。また、より
でを求める。の順圧成分は、(54)より
で求まる。あとは(53)よりを計算すればよい。(53)で求まるは自動的にを満たす。
SAITO Naoaki
2009-07-09