|
図10 bleedingによる圧力損失 |
図10に
bleedingによる圧力損失の分布を示す。図より
bleeding位置における急激な圧力損失の上昇は
S/Dが増加するに伴い増加している。しかしながら、十分下流での圧力損失
は逆に減少している。
|
図11 十分下流におけるbleedingによる圧力損失のS/Dによる影響 |
図11より、
S/Dの増加に伴い、
はある値から緩やかに減少し、
5<S/D<12においてその減少の勾配は大きくなるが、
S/D>12では再び緩やかな減少となる。
S/Dと
の関係は再付着点(
Lr/D)付近に変曲点を持っている。
bleeding位置がはく離内にある方が
は大きい。これは次のように考えられる。
bleedingが無い場合におけるはく離内では圧力回復が生じるはずであったが、
bleedingによりその下流では逆流が無くなり圧力回復を生じなくなる。よって、
bleeding位置が収縮部出口に近づく(
S/Dが小さくなる)に伴い、圧力回復領域が小さくなり、
が大きくなると思われる。
S/D>35では、
bleeding位置において管内の流れは収縮部の影響の無い、十分発達した流れとなり、
は一定値となる。