3.5 非線形時間発展のまとめ

以上のように、$ Ta=0\,$$ Ta=10^4$の場合はHathaway & Somerville(1987)[2]とは異なる結果が得られたが、$ Ta=3\times 10^4\,$$ Ta=10^5$の場合は杉綾模様のロール状対流などHathaway & Somerville(1987)[2]と整合的な結果が得られた。杉綾模様のロール状対流による平均流の加速メカニズムに興味があるため、本論文ではこれ以降$ Ta=3\times 10^4$$ Ta=10^5$の場合について解析を行う。$ Ta=10^4$の場合でもシアは強化されたが、杉綾模様のロール状対流がすぐ壊れてしまうため今回は解析しない。

SAITO Naoaki
2009-07-09