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4
の場合
3.4
の場合
アニメーションは
こちら
頃から
付近でセル状対流が発達して平均流に移流され(図
12
)、
以降には
付近で逆方向に移流されるセル状対流が発達する(図
13
)。セル状対流の
方向波数は
である。
〜
と
〜
近辺の領域ではほとんど対流運動が起こらない。また、平均流のシアの強化は
の場合に比べて非常に小さい。これらの結果はHathaway & Somerville(1987)[
2
]の結果と整合的である。
流体運動は回転軸の方向に揃おうとするためロール状対流は
方向に伸びようとし、一方、シア流中では流れの方向に平行な軸を持つロールが発達しようとする。よってシアの強い領域では、これらの効果が競合して対流運動が抑制されていると考えられる。
図12:
の場合の時間発展の様子(
)
図13:
の場合の時間発展の様子(
)
左上:
での温度場(
-
断面)
右上:鉛直平均場(順圧成分)に対する流線関数(
-
面)
左下:
での温度場(
-
断面)
右下:
,
方向に平均したシア流速
図
14
は流速
の
方向波数8成分の片対数グラフであり、点線の傾きは波数
の固有モードの最大発達率である。また、図
15
は流速
の帯状成分の初期場からの偏差の片対数グラフであり、点線の傾きは波数
の固有モードの最大発達率の2倍である。
の場合と同じく、波数
のセル状対流は固有モードが発達したものであり、平均流の加速は固有モードの二次効果によって起こっていると考えられる。
図14:
の場合の流速
の
方向波数
成分の時間変化(
赤線
)。
軸: 対数目盛。
点線
の傾きは波数
の固有モードの最大発達率。
図15:
の場合の流速
の帯状成分の初期場からの偏差の時間変化(
赤線
)。
軸: 対数目盛。
点線
の傾きは波数
の固有モードの最大発達率の2倍。
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の場合
SAITO Naoaki
2009-07-09