粒子画像流速測定法と渦運動エネルギーを用いた回転水槽実験で発生する傾圧不安定波の定量化 | << Prev | Index| Next >> |
本研究では、高感度カメラの代わりに、サーモグラフィーを上部に設置して、水面の温度を測定した。本研究で用いたサーモグラフィーはtesto890(テストー社製)であり、1280×960画素という超高精細で測定することができる。
図A2.1は、実験1の設定で得られた、図A1とおよそ同じ実験時間でのサーモグラフィーの画像である。サーモグラフィーにより測定された水面温度分布は、おおまかにいえば、ジェットの軸の内側でおよそ25℃の低温、外側でおよそ32℃の高温となっている。また、ジェット軸に沿ってみると、外側から内側に暖水を運んでいる様子が確認できる。
現状では実験装置の上部に設置するカメラは1台のみであり、図A2.1は図A1と同じ瞬間の画像ではない。将来、2台のカメラが設置・撮影できるように計画中している。高感度カメラとサーモグラフィーにより同時に撮影することで、温度場と運動場の計測が可能になり、温度移流の議論も可能となる。
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図A2.1: 図A1に相当する時間で撮影したサーモグラフィーの結果。単位は℃。 |
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