この方法を数値乱流に適用して抽出した渦軸の時間発展および渦芯の構造の可視化の 例を以下に示す。 図1 のアニメーションは、 格子数 643 の数値計算で得られた一様等方減衰乱流おいて、 ある時刻の流れ場の渦軸(黄色〜青色)と、 その渦軸に相対的な流線(赤色)を視角を連続的に変えて見たものである。 この時刻における乱流レイノルズ数は Rλ=27 で、 Miura and Kida [5]で採用したものと同一の渦度場である。 渦軸の色は、判別式 D の大きさを表し、絶対値の大きいところが黄色、 小さいところが青色に対応する。 赤い線で示した流線が渦軸をらせん状に取り巻いていることから、 旋回流の存在が確認できる。 |