圧力断面極小旋回法 (6) 一様等方乱流における低圧力旋回渦の同定と可視化 圧力断面極小旋回法 (6) 他の可視化法との比較
さて、図4 は渦軸の時間発展のアニメーションである。 ここでは領域を72x72x72の立方体に限定して示した。 渦軸がなめらかに動いていることから、本方法で渦構造の時間発展を追跡 できることを示している。 ランダムな初期時刻においても、渦軸が少なからず存在する。 渦軸の本数は、時間とともに増大するが、特に、t = 150  前後で急激に増加して飽和状態に達する。 これに呼応して、渦軸の総延長も  t 〜 150 の前後で急激に増大し、 t 〜 180  から 240 の間で、ほぼ一定の飽和状態を保ち、 その後単調に減少する。 シミュレーションの最終時刻 t = 700 では渦軸の本数はかなり減少しているが、 この時の渦軸の総延長は初期状態よりもまだ26% ほど長い。 lines.gif (28712 バイト)

図4: 渦芯の時間発展 (movie: AVI / QuickTime)


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