これに対して、波の振幅が十分に大きいとき、波が伝わるだけの状態は不安定になり、平均流が生じて、反転をくり返すようになる。その様子を動画2に示す。
これを見ると、平均流は波源から遠い下の方から流れの向きを反転しはじめ、それが波源の近くまで伝わってきて全体が反転することがわかる。ただし膜の付近には浮きがほとんど存在しないため流れは正確には読み取れなかった。
この様子を時間軸を横軸にとって、1枚の図にしたものが図5である。これは実際のQBOの反転の様子2)とよくにている。
反転の周期は1から2時間であるが、パラメタに対する依存性は特に認められない。