座談会「流体力学の基礎教育」

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〔大橋〕:私は, 研究の発端は実は振動流を研究しておりまして, 振動流での乱れの発生過程といいますか, そういうのの計測と理屈ですね. 特に再相流化に非常に興味がありまして, 実験を随分やりました. 広い意味では環境流体力学の一部というふうに考えておりますけれども, その後, 実は数学科に就職することになりまして, 中央大学の数学科で教えることになりまして, そのときに思ったのは, 工学系と理学系という壁がすごい厚いなということをつくづく思いました. 研究はその後ずっと環境流体力学のこととか, あるいはもうちょっと情報科学よりのことを少しやっております.
 93年から総合政策学部という新しい学部に移っています. たまたま日野先生なんかもご一緒なものですから, 理科系の人の 4 人とも実は全員流体系の研究者でございます. 流体というのは, 非常に応用範囲が広いのかなというふうに思ったりしたんですけれども, 実際やってみると, そうでもないなということもわかりました.


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