〔林〕:あまり話し合う時間もないんですけども, 一応, 今までのお話を聞きますと, 実験とかシミュレーションをきちっと授業の中に取り込んで, その方法というのは皆さんいろいろ工夫されているようなんですけれども, このように考えて流体力学の基礎教育をサポートすることが重要だという, お話だと思うんですけれども. まだ一つだけ話していないこととして, 将来, これからどういう方向に持っていったらいいのかという点がこの座談会の後の重要な項目だと思うんです. 時代がずっと変わっていくと, 科学はだんだん発達していくわけですね. 極端な言い方をすれば, 我々の子供か孫かぐらいは量子力学からスタートするというようなこともあり得るわけですね. そういうようなことを含めて, 次の100年というと随分先の話なのかもしれないですが, そういう場合に流体力学の基礎教育を今のままでやっていくべきなのか. 少なくとも次の10年, 20年ぐらいでもいいですけれども……. それとももう少し違った方向性というのが必要なのかというようなところももしあれば…….
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