〔酒井〕:学問とか何とかそうかたいことを言わずに, 文化としてそういうものを見て楽しむと. 流体力学が社会の中で認知されていくためには, そういうところに浸透していくところまでいかないといけないと思うんですね. 例えば, 今のパソコンの能力でシミュレーションすれば相当のことができる. 子供のゲームだって三次元バーチャル空間に彼らは入っているわけです. それをうまく使って, 流体力学の現象の中に彼らが入り込めるような仕組みをつくってやれば, おそらく子供でも楽しんじゃうと思うんです.
例えば, 自分の地球を育ててみるといった 「たまごっち」 やシムシティののりで. そういうところへ持っていくと, すそ野がぐんと広がって, それこそ中には優秀なやつも出てきてくれるだろうと.
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