B: その後、図5に示したような滑走の跡を残しつつも、底部の小麦粉は圧縮されていないような滑走痕に変わる。 |
図5 滑走の中盤付近で見られる滑走痕B。円盤の進行方向は左→右。 |
C: 停止直前には、図6に示したように、粉体層はえぐられ、下の滑走板が露出している。 |
図6 停止直前に見られる滑走痕 C。円盤の進行方向は左→右。 |
滑走痕Aの長さは各実験を通じて不規則であった。このことから、滑走痕Aは射出時の円盤の姿勢や小麦粉の撒き方のムラなど、制御しえない部分が原因で生ずると考えられる。よって本論文では滑走痕Aに関する情報は観察・検討の対象外とした。
また、質量が軽い円盤は、滑走痕Bと滑走痕Cの境界が不明瞭であり、特に滑走痕Cが認められなかった。