4.4 クラウンの高さ
クラウンの高さと時間の対応を図9に示す.どの条件でも,液滴の衝突からおよそ10msで高さの最大値を取り,20-30ms程度でクラウンは消滅している.
クラウンの高さが増加する時間に比べ,減少する時間は長く,両者の間に対称性は見られない.
図9の黒線は,重力加速度で鉛直投げ上げを行った場合のプロファイルである.クラウンの鉛直加速度は,重力加速度に比べてはるかに大きいことがわかる.標準実験で鉛直加速度を見積もると,は,クラウンの高さが増加している時で重力加速度のおよそ16倍,減少しているときで4倍である.
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