クラウン崩壊後の痕跡の変化には,崩壊前とは異なったメカニズムが働いていると考えられる.この領域では,t0を適当に定めると,(1)式を満たす結果が得られる.D02,D05,D09のときt0=15ms,D07のときt0=10msと
すれば,図8に示すように,傾きは1/2になる.
t0をこのように定めた時,t=0は,クラウンが崩壊し始める時刻に相当する.クラウンが崩壊していく過程で,擾乱は表面張力波
になるのではないかと推測される.
図8
クラウンの直径の時間変化(両対数グラフ) 黒実線は,傾きが1/2の直線を示す.
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