A.1 カウンターの構造 |
カウンターの回路図を図A.1(下)に示す. 発振回路で2000Hzの信号を作り,1/2000sを単位に12個のLEDに2進数で出力し,表示板に表示する. 滴下部のセンサーで液滴の通過を検知すると,発振とカウントを開始し,12桁のカウントを終了すると自動的に発振を止め,カウンターをリセットする. ただし,この発振周期は電源電圧の変動などで数%程度の誤差が出るので,実験日ごとに,ビデオ画像1コマ分のカウント数から発振周期を求めた. 求めた発振周期は付録A.2に示した. 表示部は,LEDの光を光ファイバでミルククラウンの近くに導き,ミルククラウンと同時に撮影できるようにした.これは ,LEDの直径がミルククラウンの大きさに比べて大きすぎるのと,ミルクや水が直接かかる部分に電気配線をすることを避けるためである.また,高速度シャッターでも表示がはっきり映るように ,LEDと光ファイバの接合部にガラスビーズを入れて集光した.表示部の光ファイバの間隔は2.5mmで,これは画像上で大きさを測る際の「ものさし」としても使用している .なお,各実験条件ごとのピクセル数から大きさへの換算係数は,付録Bに示した. |
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