4.解析

4.2 クラウンの直径

図6 クラウンの直径の時間変化 右の各条件をクリックすると,その条件のグラフになる


全条件

衝突速度

流体の深さ

流体の粘性

クラウンの直径と経過時間の対応を図6に示す.

これを見ると,クラウンが広がる速度は,どの条件でもほぼ同じであることがわかる.

10msから30msまでは,直径の変化速度は条件によらない一定の値(40cm/s)をとる.

クラウンの痕跡の直径も測ることのできたD02D07D09では,t=30ms付近で,直径の変化速度が急激に変わる折れ曲がりが見られる. この折れ曲がりの時間は,クラウンが崩壊する時間に相当する.(画像を付録Iに示す.) 痕跡の変化速度は,流体の深さによらず一定の値(60cm/s)をとる.これは,10msから30msまでの変化速度に比べて速い