2. モデルと設定

3 次元灰色大気構造の太陽定数依存性と暴走温室状態 1.c. 本論文で考察する問題 2.b. モデル

a. 系の設定及び仮定

用いるモデルは, 基本的に Nakajima et al. (1992) の1 次元系に運動 を組み込んだものである. 以下の仮定をおく.

本研究で扱う系は, 上記のように非常に単純なものである. この理由は, Nakajima et al. (1992) の 3 次元版 を行うためである. Nakajima et al. (1992) は, Komabayashi(1967), Ingersoll (1969) の 結果を再現可能な成層圏・対流圏モデルを用いることにより 暴走温室状態に関する理論的な枠組を構築することに成功した. 本研究では, 更に彼らの理論的な枠組を踏まえた 自然なステップアップを目指すことにする.


2.a. 系の設定及び仮定 3 次元灰色大気構造の太陽定数依存性と暴走温室状態 1.c. 本論文で考察する問題 2.b. モデル