実験では2種類の可視化法を用いた。
1つは、Plumb & McEvan
と同様に中立浮きを用いて、水の動きを可視化するものである。作業流体は連続成層した塩水であるので、適当な密度の浮きを作業流体中に投入すると、浮きの密度に等しい密度を持つある深さで浮きが静止する。したがって、密度が適度にばらついた浮きを必要量投入することで水の動きを可視化することができる。
本実験では、この浮きの動きをビデオカメラで撮影することにより、流れ全体の様子を記録し、この浮きの速度をビデオモニタ上でものさしで測ることで、平均流の速度を測定した。