支配方程式を線型化して級数展開し, 1次の鉛直波数で切断すると (付録B) 中立曲線の近似的な表現が解析的に求まる.
ただし, k は x 方向の波数である.
第 1 項目の (π2/8)(k2+π2)2は回転のない場合の中立曲線を表している (上図中央). この場合は水平波数が 0 の時にレイリー数が最小となる. これに第 2 項目の回転の影響が加わり, 中立曲線が k-R 面上で上の方にあげられていく (上図右). しかしながら, 第 2 項目の影響は水平波数 0 では 無くなってしまうので, 回転の影響下でも臨界波数が 0 となる (上図左). すなわち,
(12) である.