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液滴内の速度成分は,速度ポテンシャルを用いて
と計算する.ここで
は球座標系で表した
速度の各成分である.
式(7)から,
非軸対称モード()を加振した場合の
速度ポテンシャルを
とする.ここでは固有振動数,
は固有モードに対応する固有ベクトルである.
また
, , , は
それぞれ
,
の振幅を表わす.
軸対称モード()でも同様に式(17)より
|
(33) |
と与える.
ここではモードの固有ベクトルであり,
とは振幅を表わす.
2つの固有モードを励起する場合,
固有振動数(表2)の
比
がほぼ整数比()となる組合せ
(, とする)が同時に励起されたと考える.
速度ポテンシャルを
|
(34) |
とし,式(29),(30),(31)で流体粒子の軌跡を計算する.
粒子の初期配置は
, 2, 24, 46, 68, 90 [],
=0, 60, 120, 180, 240, 300[]を組み合わせた合計36点とした.
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鈴木, 高橋, 宮嵜, 青山