4.2 結果

3章の時間発展の初期場について、$ y$方向の波数$ \,1\,$$ \,14\,$の摂動に対する線形安定性解析を行った。摂動の波数$ m$と得られた固有モードの発達率(発達率が正のモードのみ抽出)を図16に示す。$ Ta\neq 0$の場合、全ての固有モードが、発達率の等しい2つのモードの組として得られた。

図16: 各波数の摂動に対する発達固有値の分布。横軸: $ {y}$方向の波数$ {m}$、縦軸: 固有値の虚部(摂動の発達率)。
赤点: 発達率最大。左上: $ {Ta=0}$、右上: $ {Ta=10^4}$、左下: $ {Ta=3\times 10^4}$、右下: $ {Ta=10^5}$
\includegraphics[trim=2 0 10 5,clip,scale=1.06]{img2/evalue-f0.ps} \includegraphics[trim=2 0 10 5,clip,scale=1.06]{img2/evalue-f100.ps}
\includegraphics[trim=2 0 10 3,clip,scale=1.06]{img2/evalue-f173.ps} \includegraphics[trim=2 0 10 3,clip,scale=1.06]{img2/evalue-f316.ps}



参考までに、$ Ta=0$$ Ta=10^4$の場合の固有モードの構造もAppendixA.5.1の図47と図48に載せておく。これらのモードは実際の時間発展では確認されなかった。



Subsections
SAITO Naoaki
2009-07-09