座談会「流体力学の基礎教育」

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〔山田〕:私は, 生産システム工学科の計測工学コースというところにおりまして, 現在 6 講座のうちの一つが機械計測ということで, 他は電気とか, 制御とか, 数学とか, 物理とか, 学問分野の違った先生方がおられるわけです. 学生は電気の講義も聞くし, 制御とか, 物理とか, 雑多なものを聞かされております.
 そういった環境の中で, 私は, 専門が流体ですから, 流体の講義をさせてもらっています. 一応, 連続体力学という科目名ですが, 中味は流体をやっております. 現在は 2 単位やっているんです. 教えている内容ですが, 完全流体が主です. 私自身, 昔, 機械科の学生でありましたが, 水力学から入りましたものですから, 水力学というのはとっつきやすいなという印象を持っております. それで, 現在最初のところは静水力学といいますか, そういったところをまず教えて, それから, 完全流体の非常に易しいお話ですけれども, やっております.
 そして, テキストは, 今は自分のプリントを使っておりますが, 昔, 今井先生の岩波の流体力学の全書版のあれを 3, 4 年使っていました. それから, 日野先生の流体力学, まだそんなに厚くないときのを, これも 3, 4 年使っていました. それが私のバックグラウンドになってしまいまして, 自分でプリントはつくりましたけれども, 皆さんにわかりやすいように申しますと, 今井先生, 日野先生のあれを圧縮して私なりに編集したというような, そんなプリントで講義させてもらっております.


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