座談会「流体力学の基礎教育」

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〔辻〕:実験というのは, 用意する側, つまり教師は学生に理解させるためいろいろと工夫しますね. 教師はその実験の持つ意味はよくわかっていますけど, それと同じレベルを学生に期待したら, 落胆するんですね. ただ, 落胆するけれども, 流体はおもしろいなという気持を学生に持たせる, そのきっかけに実験は抜群の効果がありますね. よっぽどさえた学生ですと, 我々に近いところまで理解してくれるか知らないけれども, 流体に興味を持つ動機を学生に与える点で実験は非常に必要だという気がしますね.
 アメリカなんかに行きますと, 飛行場なんかで, 簡単な竜巻の実験とか乱流の実験装置がオブジェを兼ねた形で置いているんですね. ああいうのは日本でもおもしろいと思うんですけどね. 子供なんかも, 何の気なしにさわりまくっていました.


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