バランスの検討 (5) 回転系における対流のレジームの遷移と水平スケール:2次元数値計算 バランスの検討 (4) バランスの検討 (6)
次に 流量 q* に関する (24) 式の実験値と理論値の比較を 図13 に示す.
img47a.gif (282 バイト) (24)

理論値(右辺)は, 図12 に示した V0*Ta-1/4 を乗じたものであり, Ra = 104, 105 のとき Ta = 104 において極大, Ra = 106, 107 のとき Ta = 106 において極大となっている. 実験値の q* は, Ra = 104, 105 のとき Ta = 104 まで, Ra = 106, 107 のとき Ta = 106 まではほとんど変わらないが, これらの値を越えると減少している. すなわち, 粘性・慣性レジームでは Ta とともに流量はほとんど変化しないが, 地衡風レジームに入ると流量が減少するようになる. 地衡風レジームでは, エクマン流が Ta とともに小さくなっていることに対応して 流量が減少しているのであろう.

 

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図13. 流量 q* の比較. 赤線は実験値, 青線は理論値.


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