粉体層上の動摩擦係数測定実験とその流体力学的考察

比較実験の結果 4・・・粉体層の下にある滑走板の影響について

滑走板の上にトタン板を敷き、その上に小麦粉層をつくり、これまでと同様に円盤を滑走させた。

この場合、滑走状態の変化には主要な結果 2で示したような段階的な変化が認められ、その部分での動摩擦係数mBは0.12〜0.16であり、下部がベニヤ板であるものものとよく一致している(図21)。

この結果から滑走板の表面の違いは滑走にあまり影響しないことがわかる。


 21 動摩擦係数と円盤の底面圧力(単位底面積あたりの重さ)の関係。
:小麦粉層の下部がトタン板の場合(
mB
:小麦粉層の下部がベニヤ板の場合(
mB
:(参考)小麦粉層の下部がベニヤ板の場合。ただし3月のデータ(
mB
:(参考)粉体層なしの場合

粉体層上の動摩擦係数測定実験とその流体力学的考察