の分布図に相当する図31(の場合は図33)の一番下の図を見ると、上側の正の浮力偏差に比べて、下側の負の浮力偏差の中心が右(が正)方向に僅かにずれている。正(負)の浮力偏差の中心では上昇(下降)し左右両側では下降(上昇)すると考える(図41(左))。下の負の偏差の中心が右にずれることによって、上の正の偏差の中心の上昇域(右側の下降域)が下の負の偏差の左側の上昇域(中心の下降域)と繋がり、傾いた時計回りの循環となる(図41(右))。この傾いた循環は図27(の場合は図29)の上から3番目のの分布に見えている。
SAITO Naoaki